長男の優しさ
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先日、朝のニュース番組を観ていた時のこと。
介護者の人材不足問題が取り上げられていた。
全身の筋肉が徐々に力が入らなくなってしまうASLという病気を患ったお父さん。
寝たきりで、様々な医療装置が取り付けられている。在宅で介護するには奥さんだけでなく、医療行為を含む介護のできる人材が必要なんだけど人材不足で困っているという内容だった。
夫婦ともまだアラフォーで若くて、小学生の子どもが2人(たぶん2人とも男の子)。
奥さんは介護と育児のダブルケアラー。「すごく大変だけど、子ども達にはお父さんの存在を常に感じてほしいから在宅以外考えられない」と話していて、夫と子ども達への愛情の深さを感じた。
子ども達の年齢も被るし、奥さんの気持ちになったら胸に詰まるものが・・・。
またこの子ども達がかわいらしくて。
寝たきりのお父さんにチューブで食事を与える時、男子小学生あるあるでふざけたりして。それをお母さんに普通に叱られてるんだよね。
その時のお父さんの表情が笑ってるみたいに見えた。
お父さんが重度の障害者だからといって子ども達は変わらないというか、彼らの無邪気な様子を見てたらなんだか感極まって朝から号泣してしまった。
我が家の子ども達も、このニュースにじーっと見入ってた。
重度の障害を負ったお父さんの姿もショッキングだったろうし、まだ発症していない頃のお父さんとお母さんの仲睦まじいい写真や、自分と同じくらいの子ども達を見て何か感じるものがあったのだと思う。
朝食が終わって先に夫が出勤。
夫「行ってきまーす」
私「いってらっしゃい」
そしたら長男がダイニングテーブルの方から叫んできた。
「おとー、事故にあうんじゃねーぞ!」
びっくり!
普段「いってらっしゃいはちゃんと言おうね」と口酸っぱく私が言っても、ほとんど何も言わない長男が自らそんなことを言ったからだ。
あのニュースを見て、お父ちゃんが急に事故にあって寝たきりになったら・・・と想像したのかな?
長男の想像力、優しさ、気遣い、気がかり、配慮を感じて嬉しくなった。また不器用な言い方も長男らしくていじらしい。
で、母また泣いた。笑
長男反抗期でいろいろしんどいことが続いてたから、なんかちゃんと優しい子に成長してるじゃないかって思ったらなんだかすごく嬉しくて。
朝から心が温まる出来事でした。
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