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【次男は劇に出演できたのか】
長ーくなってしまった「決戦は金曜日」シリーズも今回が最終章。
次男は自分の意思で学校へ行くことが出来た。
自律を促せたことが嬉しくて家に帰ってからしばらくニヤニヤしていた私。
一方で劇は出られるかなぁ…と時計を見ながら時々考えていた。
もしかしたらやっぱり直前で出られないってなっているかもしれない。
その場合は「人に傷つけられた体験を通して人を傷つけることはどういうことか」を学ぶことができたわけだから、これもひとつの成長だと思うことにしようと決めた。
(本音はね、次男が勇気を出して劇に出演してほしい。この壁を乗り越えることで自信を取り戻し、さらなる成長を遂げてほしい。でも期待は禁物、ただ信じるのみ。そしてどちらにしても次男の選択を受け入れる覚悟。)
あっという間に下校の時間。
「ただいま~!」
次男が帰ってきた。なんだかぶっきらぼうな態度。でも顔が笑顔を隠し切れないような何とも言えない表情をしている。
次男「あーマジで劇はずかったー!」
私「おかえり。劇出たの?」
次男「うん。」
私「そっか、がんばったんだね、こっちおいで。」
座って膝の間に次男を挟んでぎゅーーーーっと抱きしめた。
次男離れない。嬉しそう。笑
劇のこと根掘り葉掘り聞きたい気持ちを抑えて、ずっといちゃいちゃ。
のはずが、
次男「俺友達と約束してるから行ってくるね!!」
とあっさり離れて行ってしまった。
しばらくして長男が帰ってきた。
劇の様子を聞くと、次男は全校生徒の前で堂々と大きな声でセリフを言ってたらしい。わりと重要な役だったらしく、
長男「あんなのよく出来るよな、俺には出来ないよ。すげーよアイツ。俺のクラスのやつら、みんな次男君のことかわいい~!って言ってたわ。」
私「そうなんだ、次男君すごいね!ねえ、その感想さ、あとで長男君から次男君に直接話してくれない?きっとすごく喜ぶと思うんだ。」
長男「良いよ~。」
こんな感じで今回の出来事は幕を閉じました。
子どもの困難やトラブルは確実に子どもの成長(自律)に繋がるな、と改めて感じました。
そして自律する時に「葛藤」はつきもの。
「ごねる」「泣く」「物に当たる」「ひきこもる」親はその行為自体に意識がいきがちだけど、そのサインに隠されたメッセージをしっかり見つけてあげることが大切なんだと思います。
その上でいろんな対応の仕方があるわけですが、いろんなエピソードを通して私が今までやってきたことを今後も少しずつ書いていこうと思います。
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