最弱メンタル女の【育自奮闘記】

繊細でお調子者のアラフォー女。子育てしながら自分育てに奮闘中。キラキラの向こう側、リアルな日常を綴ります。

うちの長男【幼少期編】

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次男の話が続いたので長男の話。

 

長男は小学4年生。

性格を一言でいうと「猪突猛進」

これに夢中!って時は視野が10センチくらいしか無いんじゃないか?!ってくらい周りが見えなくなる。

 

幼少期の頃を振り返ると(長男には言えないけど)育てるのが本当に本当に本当に大変だった。(3回言う)

とにかく興味関心がすごくって、外に出たらもう誰も彼を止めることは出来ない。

1歳くらいの頃一番初めに興味を持ったのが「時計」

「なぬー!?(翻訳:あれは何?)」と指を指し、時計売り場で大興奮していたのは今でも忘れない。手繋いで一緒に歩くということが全く出来なかったので、とにかくずっと追いかけまわしてた。

 

ベビーカーも自転車のチャイルドシートも乗車拒否。

雨の日用に買ったベビーカーのレインカバーを取り付けると、そっこーで内側からキックされ秒で壊された。

この日は雨の中出かけなければならない用事があったので、マンションのエントランスでしばらく途方に暮れていた私。当時の管理人さんが慰めてくれたのを覚えている。

 

自転車の前に載せようもんなら全力で嫌がり何とか座らせたものの、走行中に立って飛び降りようとし、近くに居合わせたおばちゃま3人が助けてくれたこともあった。

ドラッグストアでは手を繋いで一緒に歩こうね。と事前に穏やかに伝えていたけれど、入口ドアがウィーンと開いたその瞬間、私の手をバッ!と振りほどき、猛烈ダッシュ

追いかける私。(ちなみにこの時次男は抱っこひもの中)

やっと見つけたと思ったら店内で側転しまくってて、超ヒステリックに怒ってしまった。

そんな私に対し、近くに居合わせたおばさまが「あなた、子どもにそんな叱り方してはダメよ。」と注意してきた。

この時は耳鼻科と皮膚科をハシゴしてきた後だった。病院でもじっとしていられなくて、診察室に入ると先生の医療器具が気になって触っちゃう。(小児科では注射器を触ってしまったこともあった)とにかく病院だけでも疲弊していた私はもう心身共に限界だった。

だから超ヒステリックに怒ってしまったわけだけど、このおばさまにはそんな背景知る由もない。鬼のような形相をした母親が感情的に怒っている部分だけを見たら確かにそう思ってしまうのも仕方ない。

だけどこの時は本当に精神的に追い詰められていて、ドラッグストアの自転車置き場から幼稚園のママ友に電話してこの時の状況を聞いてもらい、人目もはばからずわんわん泣いた。

 

2~4歳は完全に子鉄となった。(もれなく私はママ鉄に)

電車図鑑を抱えて近所の線路へ毎日のように電車を見に行った。休日は新幹線や成田エクスプレスの連結シーンも見に行った。

それにしても連結シーンて何であんなに魅力的なんだろう。笑

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ただ長男は有名どころの電車よりも、地味~な特急列車が好きで、福井・金沢あたりを走っている「特急はくたか」だったかな?あれが謎に好きだった。681系と683系があるんだけど「車内座席に取っ手が付いてるのと付いていないっていう違いがあるんだ」って当時力説していたな。(詳細間違えている部分あるかも)

今は長男電車のことなんてすっかり忘れてしまったし興味も無い。でもあの時「夢中になった時間」は確実に彼の引き出しになっていると思う。

そしてボロボロの電車図鑑は私の一生の宝物。

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電車の思い出はちょっぴりセンチメンタルな気分になったけど、当時の大変だったことを思い出して書いてたらなんか疲れて「はぁはぁ」してきたわ。笑

この頃出会った長男同級生のママが今後も私の支えとなっていくわけですが、彼女が言った一言は今でも忘れない。「毎日が非常事態だよね」本当にそうだった。

 

だから今幼児を育てているお母さん、本当によくがんばっているなぁと思う。

それと同時にあの時もっと子育ての、いや、人間の本質的な部分の知識を持ち合わせていたら、もっと苦しまない育児が出来たのではないだろうかとも思う。

 

世の中のお母さんは「子育ての仕方」を誰からも教わらない。

自分の親がしてくれたことやしてくれなかったことをベースにみんな手探りでやっていると思う。そして世の中には子育て本が溢れているけれど、我が子にフィットするものもあればそうじゃないものもある。

 

人は「千差万別」であるから「育児に正解はない」と言われているけれど…私は必ずしもそうであるとは思わない。

育児の仕方は千差万別だけれども、人とのかかわり方には普遍的なある指針があると思っている。その指針を無視して(あるいは指針が分からずに)関わると、子どもの本当の意味での自律は促されないし、親子共々苦しみを抱えることもあり得る。

正直「愛」や「寄り添い」だけでは解決できない、前に進めないことがたくさんある。

 

私が今勉強している分野では「子育て」を通して人間の本質だったり、はたまた「生きる意味」だったりを考えさせられる機会が多い。

そして職業柄、病や問題を抱える高齢者と関わることが多いが、問題の本質は幼少期から今までの「人との関わり」が深く影響を及ぼしていると実感する。

 

子育てだけでなく、苦しみを抱えている人が一人でも救われてほしいと思っている。

来年度からは子育てだけでなく「対人援助」の勉強をしていく決意が固まった。

目指すべき道が決まったのであとは長男のように前に向かって突き進むのみ!

 

 

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