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小学4年生の長男。
初めての習い事は幼稚園年中から始めた体操教室だった。
この体操教室は幼稚園と提携しており、場所も時間も仲間も幼稚園の延長線上にあるものだった。
仲良しのお友達もいるし、長男もスムーズに溶け込んでくれるだろうと思っていた。
年少の終わりにその体験教室に参加した時の話。
体育館で鬼ごっこしたり、マットの上でコロコロ転がったり、みんなワイワイ楽しんでいた。その傍らで長男は何をしていたかというと…
体育館の床に貼られた白や黄色や赤いテープをカリカリはがすのに夢中!
ラインがしっかり貼られているところじゃなくて、所々はがれかけているところが気になったみたい。
みんなが走り回っていてもお構いなしでうずくまって背を向けてずっとカリカリカリカリ。
ひと通りはがすと気が済んだようで、はがしたテープを丸めたものをずっと大切そうに握りしめていた。(←家まで持って帰ってた)
終わってから先生に話しに行った。
「うちの子大丈夫でしょうか…」
先生「全く問題ありません!大丈夫ですよ!」
ほんとかいな?!(心の声)
不安な気持ちはあったけれど、本人もやりたいと言っていたので思い切って入会した。
そして年中になって初めての体操教室の日。
保護者は体育館の中で見学が出来る。ドキドキしながら見守った。
先生を先頭にランニングから始まる。
すると長男、先生のすぐ後に付いてしっかり走っているではないか!
準備運動もその後のカリキュラムも全て張り切って取り組んでいた。なんなら先頭を切って取り組んでいた。
「え?どういうこと?!」
リトミックの時のことや前回の体験の時のことが印象強かったせいで、私は鳩が豆鉄砲を食ったように驚いていた。
1学期が終わる頃、先生から「長男君は身体能力も高いですし、とても積極的でみんなを引っ張っていってくれるリーダーのような存在です。」と言われた時は「まじか!」と思った。
超独特な一面があるのは間違いないけれど、先生がおっしゃってくれた一面もあるということに、この時初めて気付いたとともに衝撃が走った。
長男のこの部分にスポットを当てていけばいいのかも…。なんとなくそう思った。
当時のその感覚は、今となって考えると「大当たり」で、今後の長男との関わり方、成長に大きく繋がることになる。
(1番目にやりたがるからだいたい先頭)
鉄棒
そしてマットへ
コロコロからの
ダッシュ!
そして三角座りしてちゃんとみんながやっているのを見て待っている
止まっていられないならとことん身体を動かすことのできる環境に置いてあげよう。
興味関心が強いなら、とことんそれに没頭させてみよう。
没頭できるものの選択肢、きっかけをたくさん与えてみよう。
この時の体操教室で感じたことをきっかけに、長男との関わり方が少しずつ変わっていきました。
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