最弱メンタル女の【育自奮闘記】

繊細でお調子者のアラフォー女。子育てしながら自分育てに奮闘中。キラキラの向こう側、リアルな日常を綴ります。

はじめてのおつかい

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小4長男と小2次男、遅ればせながら先日おつかいデビューした。

今まで近所のコンビニには行ってたけど、いわゆるスーパーで食材の買い物は初。

 

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目的地は自宅から歩いて10分程の小さなスーパー。買い物メモ、お財布、ポイントカード、エコバッグ、一応お守り代わりの携帯電話持たせてレッツゴー!

 

【買い物メモ】

ブロッコリー1株

鶏もも肉(国産)2枚入り×1パック

豚コマ(国産)300gくらい×1パック

卵(MSサイズ)10個入り×1パック

食卓塩(赤いふたのやつ)

☆最後にそれぞれお菓子ひとつずついいよ。お金足りなくならないように計算してね。

と書き足した。

 

果たしてミッション達成なるか。

 

30分後。

プルルルル…着信あり。

 

長男「ねぇおかあ。俺さ、メモさ、ちょっと見間違えた。」

 

私「どうしたの?」

 

長男「お菓子さ、ひとつずつって書いてあるの見えてなかったってゆーか、勘違いしたわ。」

 

うそつき。笑

なんとも分かりやすい嘘ついてくるじゃないか。

もう電話口で笑いを堪えるの必死。

 

私「そっか、勘違いしちゃったんだね。」

 

長男「それでさ、俺さ…(後ろで次男がギャーギャー言ってる)ちょっと待って、次男くんが話したいって。代わるね。」

 

次男「おかあ、あのさ。長男くんがさ、お菓子3個も買っててさ。あ、でもさ、そのうち1個は源氏パイファミリーパックだから家族みんなで食べられるんだよ。でさ、俺もお菓子買いたいんだけどいいの?」

 

源氏パイファミリーパックかよ…ずいぶん高いの買ったな!(ちなみにおいしくて家族みんな大好き)

家族みんなで食べられるのを買ったんだから、そんなお兄ちゃんを責めないであげてね、と長男を擁護する次男。ここでお母ちゃんのご機嫌損ねたら危うく自分のお菓子買えなくなると思ってるのか、次男の必死さが窺える。

 

私「次男くんはお菓子買ってないの?」

 

次男「うん。俺が選ぶ前に長男くんがレジに行っちゃって…。」

 

私「そうだったんだね、お金まだ余ってるなら次男くんもお菓子買ってきたら?」

 

次男「うん、わかった!…あ、おかあ。俺も1個じゃなくてもっと買いたいんだけどいい?」

 

私「おかあは買い物メモにひとつずつって書いたけど、次男くんはもっと買いたいって思ってるんだね。あとは自分でよく考えて決めて。気をつけて帰ってきてね。」

 

さぁどうなるかな。

しばらくしてもなかなか帰ってこなくて、結局1時間半ほど経った頃やっとうちへ帰ってきた。

 

「ただいま〜!」

2人ともすんごい笑顔。超楽しそう。

 

「おかえり。ありがとうね、おかあちゃん助かったよ。」

と言いながら袋を見てみると、卵も割れてないし、食卓塩もある。塩コーナー分かったんだね。ブロッコリーもある。

お肉はどれどれ?

豚コマあるじゃん!よく分かったね。

鶏もも肉は…あ。胸肉買ってる。しかも1枚だけ。今日はカレーにしようと思ってたけど予定変更だ。でもお肉はちゃんと国産を選べてる◎

 

あとは大量のお菓子!

多めに持たせたお金、ギリギリまで使っておったわ。500円以上はお釣りが返って来るかな?と思いきや、残ったお金10数円…。

 

そしてレシートが謎に4枚も。

「なんでレシートが4枚もあるの?」

どうやら買い物してはスーパー外のベンチに座り作戦会議。あといくら残っているか2人で財布の中身とにらめっこ。で、またスーパーでお菓子購入。これを何度か繰り返したらしい。

何とも滑稽な、迷惑な楽しそうな光景が目に浮かぶ。

 

が、一言チクリ。

「そっか、話し合って何度もスーパーに買い物しに行ったからレシートが4枚もあるんだね。おかあは買い物メモにお菓子ひとつずつって書いたけど、2人ともずいぶんたくさんお菓子買ったんだね。」

 

2人「……。」

 

後はもう何も言わない。

この後いくら彼らにチクチク小言言ったり叱責したり正論かざしたりしたところで状況は変わらない、むしろ悪い方にいくだけだと思うから。

 

彼らはもう自分で分かってる。

約束を破ってしまったことを。

だから敢えて言わないことで振り返り、気付き、罪悪感を感じてもらう。

 

「約束を破ると信頼関係を築けなくなる」

いつも私が子ども達に言う言葉。

だからその部分に関しては冷たく事実を言い放った。

「心配」から「信頼」へ

子ども達と私の大きなテーマ。

 

今回約束は一部守れなかった(欲求に負けた)。

彼らは今まさにこの「自我」を「自己」にしている途中なのだ。

 

「はじめてのおつかい」がとても楽しかったようでまたやりたい!って言ってる子ども達。

またチャンスがあったらお願いしようと思う。

 

(おまけ)

最近幼少期の時のことを振り返って書くことが多かったから改めて思うんだけど。子ども達だけで道路を歩いて尚且つ買い物して無事に帰って来ることが出来るようになるなんて、当時の私は1ミリも想像もできなかったな。

 

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